現在の学校検診ではむし歯中心の検診が行われていますが、むし歯は年々減少傾向にあり、それに比べ歯周病は低年齢化し、年々増加傾向にあります。
(資料1)
またむし歯と共に歯を失う原因でもあり(図3)、生活習慣病と言われています。歯周病は歯肉だけに炎症のある歯肉炎と、歯を支えている歯槽骨にまで及んだ歯周炎(歯槽膿漏)の二つに分けられます。(図4)予防にはプラークや歯石の除去の他に食活、不規則な生活、ストレス、喫煙、飲酒、歯列不正について注意していく必要があります(環境因子)。
またその他に年齢、遺伝、糖尿病、骨粗鬆症、薬の副作用等の全身的問題(生体因子)から来ることもあります。初期段階にあまり自覚症状はなく、歯ぐきの発赤、腫れ、出血、から、口臭、口の粘り、さらに進むと歯の動揺、痛みとなり、この頃にはかなり歯槽骨の破壊が進んでいます。この病気の怖いところは、ある程度進むと治療による回復が難しい事と、最近注目されていることは、その影響が全身に及ぶと言うことです。
注 )生活習慣病とは我が国の3大死因である悪性新生物、脳血管疾患、心疾患、のように個人の生活習慣に深く関わっているものを生活習慣病という
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